聞こえてくるのは風と水の音だけ。風に乗って微かにキツツキのドラミング。目を皿にして透明な流れの中を見つめるも、もうそこにはヤマメの姿はない。渓魚たちは今、最上流の細流で産卵期を迎えているのであろう。流心をトチの枯葉がくるくる躍りながら流下…
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